Antigen Background
CD31(PECAM-1)は、130-140kDの単鎖膜貫通型糖タンパクです。CD31は血小板、単球、顆粒球、B細胞の細胞表面および血管内皮細胞に発現しています。この分子は、典型的な細胞間接着分子の特徴である、6つのC2サブクラスのIg-likehomology 部位を細胞外ドメインにもっています。この細胞外ドメインは、血管内皮細胞と細胞の接着に関与し、内皮細胞の単層構造を安定化させる働きをしている可能性があります。またCD31の細胞内ドメインには、細胞の活性化後のリン酸化を行う部位をもっています。CD31は、血管新生、血栓形成および創傷治癒の間の相互作用に関与することが示唆されています。血管新生は、腫瘍の成長や転移に大きな役割を果たしています。
Disclaimer
CD31 (PECAM-1) is recommended for the detection of specific antigens of interest in normal and neoplastic tissues, as an adjunct to conventional histopathology using non-immunologic histochemical stains.