Antigen Background
p504sとしても知られるAlpha-Methylacyl-CoA Racemase(AMACR)は、ミトコンドリアとペルオキシソームの酵素で、胆汁酸生合成と分岐鎖脂肪酸のb- 酸化に関与しています。AMACRは脂質代謝に不可欠であり、正常な肝臓(肝細胞)、腎臓(尿細管上皮細胞)、胆嚢(上皮細胞)に発現しています。AMACRの発現は、肺(気管支上皮細胞)と結腸(表層上皮細胞)にも認められています。その発現は細胞質顆粒です。AMACRの発現は、肝細胞癌と腎癌でも認められます。これまでの研究で、AMACRがさまざまな結腸癌(高、中、低分化型)にも発現しており、前立腺癌で過剰発現していることが明らかになっています。
Product Specific Information
Clone EPMU1抗体は、内因性ペルオキシダーゼ処理(過酸化水素処理)を一次抗体の前にすると染色性が減弱する可能性があるため、一次抗体の後に行ってください。また、PBSをベースとした洗浄用緩衝液および抗体希釈液を使用すると、背景染色が強くなり、染色強度も低下するため、弊社製品またはTBSをベースとした洗浄用緩衝液および抗体希釈液をご使用ください。
Disclaimer
Alpha-Methylacyl-CoA Racemase
(AMACR, p504s) is recommended for the detection of specific antigens of interest in normal and neoplastic tissues, as an adjunct to conventional histopathology using non-immunologic histochemical stains.