Antigen Background
CA19-9 は、シアリル化されたLea糖鎖上のエピトープです。シアリルLea は、接着分子E-Selectinに対する機能的リガンドとして作用することにより、細胞接着に関与します。CA19-9 およびCA50(癌関連ムチン抗原)は、胃・大腸癌および膵癌の診断とフォローアップに有用な血清マーカーです。膵癌では、CA19-9 およびCA50の免疫組織化学的発現が腫瘍の分化度と相関し、高分化型の腫瘍で強発現を示すことが報告されています。また、これら2マーカーの陽性所見は、慢性膵炎など多くの良性病変でも報告されています。
Product Specific Information
Clone C241:5:1:4 抗体は、シアリルLeaを含む糖脂質と特異的に反応し、Lea、Lebや他の関連分子との交差反応を伴いません。本抗体によって認識されるエピトープはCA19-9と称されており、CA50(癌関連ムチン抗原)に類似しています。
Disclaimer
CA19-9 (Sialyl Lewis a) is recommended for the detection of specific antigens of interest in normal and neoplastic tissues, as an adjunct to conventional histopathology using non-immunologic histochemical stains.